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ベストプレゼンテーション表彰((株)東芝 小林 祐子氏)
(株)東芝
小林 祐子
この度は、日本機械学会情報・知能・精密機器部門より、ベストプレゼンテーション表彰を授与して
頂きました。当該講演内容に関係する方々から高い興味と評価をいただき、大変嬉しく存じます。
対象となりました研究は、IIP2025部門講演会において発表した、「ゴムローラの劣化/異常状態の検知技術」です。複合機(МFP)などで使用されるゴムローラの劣化程度や異常の兆候を早期に検知して、製品の状態検知保全(CBМ)に繋げることを目的としています。今回、用紙の分離に使用される、トルクリミッタ付きゴムローラ対を対象としました。ゴムローラ間摩擦力が十分ある時は重送(用紙の2枚取り)を防止する役割を担います。しかし、摩擦力が低下してくると従動側ローラがスリップしたり、回転しなかったりします。用紙搬送遅れ、先端折れ、紙詰まりが懸念されます。そこで、用紙検知センサを適切な位置(図1、上流センサ)に一つ追加することでゴムローラ劣化の検知精度が向上することを提案しました。ローラ対に入る直前の位置(上流センサ)に配置することで、従動ローラの同期回転不良を捉えることができるため、ゴムローラの劣化や異常を早期に検知でき、予測精度が向上することを実験的に示しました(図2)。
本研究では課題や現象からメカニズムの仮説を立て、実験的に検証する手法を考案し、実験データを分析して検証する一連の取り組みの中で、研究開発の面白さを改めて実感しました。引き続き、皆様からのご助言とご指導をお願い致します。


