
部門・組織
現部長挨拶
第104期部門長挨拶
第104期情報・知能・精密機器部門(IIP部門)の部門長を拝命いたしました江口健彦です。歴史あるIIP部門の運営に携わることは身に余る光栄であり、部門運営委員ならびに本部門での活動を共にする皆様のお力添えをいただきながら部門の発展に尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
IIP部門は、かつては情報記録装置やプリンタ、ATM、医療福祉機器等の産業界における技術革新を背景に精密位置決め機構、紙幣搬送、マイクロナノ機構、ロボティクス等、いわゆる機械工学の「横糸」に位置づけられる技術分野で創造的な活動を進めておりました。現在は、そこから発展したマイクロナノメカトロニクス、柔軟媒体ハンドリング、医療・福祉向けの計測・制御・センサ・アクチュエータ、機械システムの知能化等に加えて、分野内融合や他分野連携を通じて展開するプリンタブル・ウェアラブルデバイス技術やIoTを活用した状態監視・非破壊検査技術等、幅広い技術分野で新たな産業応用を模索する動きが活発に行われています。
かつてのように確固たる市場を有する産業分野を持たない分、特に大学を中心として、新しいアイデア実現や応用拡大への挑戦が広がっていることを感じますし、部門や団体、分野を超えた交流の場としてのIIP部門の役割や魅力が今後ますます大きくなると思います。
活動の中心となる部門講演会では、IIP部門に集まる多様な技術や人材をベースに、2021年から続く生産システム部門とのコロケーション開催を始めとして他部門・他団体との連携OSの推進等、技術の交流や連携が幅広く図られています。当部門と米国機械学会(ASME)ISPS部門(*1)とで3年おきに共催してきた国際学会MIPE(*2)に関しては、ISPS部門の廃止に伴い新たにEPP部門(*3)と協力し、昨年10月に米国Anaheimで開催されたInterPACK2025内におけるMIPE Symposiumとして再出発いたしました。次回は2028年夏に日本で従来のMIPEと同等の規模で開催するべく準備を進めています。
研究会や講習会、その他のイベントの活性化も合わせて、IIP部門が学生や若手研究者、さらに企業で活躍される技術者らが集まり、議論し、競い合い、そして協力し合える場となれるよう、皆様と一緒に考えていきたいと思います。一年間どうぞよろしくお願いします。
*1 ASME Information Storage and Processing Systems Division
*2 JSME-IIP/ASME-ISPS Joint Conference on Micromechatronics for Information and Precision Equipment
*3 ASME Electronic and Photonic Packaging Division

