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若手優秀講演フェロー賞東北大学 髙村 優之心氏


東北大学

髙村 優之心


この度,日本機会学会2025年度年次大会において発表いたしました「ジャミング転移現象を活用した触感が可変な生体モデルに関する研究」に対し,日本機械学会若手優秀講演フェロー賞に選出いただき,大変光栄に存じます.本研究を進めるにあたり,ご指導いただきました田中先生をはじめとする研究室ならびに関係者の皆さまに深く感謝申し上げます.


 受賞いたしました研究では,触診の訓練に用いる生体モデルの高度化を目的として,触感が可変な生体モデルの機構の開発を行いました.従来の生体モデルには,硬さや質感が固定されていて,生体の示す多様な触感変化を再現できないという課題がありました.そこで本研究では,粒子充填体に生じる相転移現象であるジャミング転移に着目し,モデル内部の空気量を調整することで硬さ感と粗さ感を変化させる機構を提案しました.複数種類の粒子と空気量を組み合わせ,センサによる機械的特性の測定およびヒトによる官能評価実験を行った結果,粒子の種類や空気量に応じた硬さ感と粗さ感の変化傾向を確認しました.これにより,実際の生体に近い多様な触感を再現した触診訓練用の生体モデルの実現に寄与することが期待されます.


今回の受賞を励みに,今後も一層研究活動に尽力する所存です.最後になりましたが,日本機械学会IIP部門の益々の発展を祈念し,受賞の挨拶とさせていただきます.



図1. 作製した生体モデルの機構
図1. 作製した生体モデルの機構
図2. ヒトによる官能評価実験の様子
図2. ヒトによる官能評価実験の様子

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